最近はアマゾンプライムビデオや、Huluなど様々なサービスの普及によりイギリスのドラマも見る機会が増えて嬉しいですよね。
イギリスのドラマは作りが丁寧で、俳優さんの演技も素晴らしく、一度は見てほしい作品が沢山あります。
しかし、日本のドラマと作りが違うので初めて見る方は違和感を覚えるかもしれません。
せっかく興味を持ったのであればよく理解したうえで楽しんでほしいと思いますので、ドラマを見る前に知っておきたいことをまとめました。
1.照明は暗めに
日中に明るい部屋でイギリスドラマを観ていると、画面に何が映っているのか見づらいと感じることがあります。
これは、映像自体が日本のドラマより暗めに作られているため。
イギリスなどのヨーロッパの国では、夜になっても最小限の明かりだけで過ごす方が多いです。
私はヨーロッパでホームステイの経験があるのですが、夜の部屋の暗さには驚きました。
映画館のような暗さでテレビを見るので、目が悪くならないかと本気で心配したものです。
日本では、テレビを見るときには部屋を明るくが常識ですが、イギリスの場合はそうではなく、ドラマもその環境に合わせた明るさで放送されているのだと思います。
瞳の色が薄いほど眩しさを感じやすいため、それ以上明るい画面だと眩しくて観にくいのかもしれませんね。
暗くて見づらいと感じたときには、カーテンを半分閉めるなど部屋を明るすぎないよう調整してみてくださいね。
2.無表情が多い
イギリスドラマを見始めたばかりの頃、「この役は今怒っているのだろうか?」と感じることがありました。
友人や同僚と話している場面でもにこりともせずにいるからです。
しかし、様々なドラマを見続けているうちに、この国の人は無意味な愛想笑いをしない、ということがわかりました。
日本でコミュニケーションをとる際は、本心を顔に出さず同意する、とりあえず笑っておく、など場の雰囲気を壊さないことが美徳とされがちですよね。
ドラマでも可愛い女優さんがにこにこ笑うシーンも多く、そこが見どころの一つとなっていたりします。
それに慣れていると、イギリスの俳優さんはあまり笑顔を見せないため取っつきにくさを感じるかもしれません。
けれども大丈夫。
観ていくうちにわかると思いますが、彼らは表情に乏しいわけではなく、感情を素直に表すので慣れればとてもわかりやすいです。
本当に嬉しい時など、これまで無表情だった人の満面の笑みが映るとそのギャップにやられますよ。
3.説明不足と感じることも
イギリスドラマの第一話を見て頂くとわかりますが、説明シーンがほとんどありません。
あらすじもありませんし(あっても早口でドラマの尺に影響がない程度)全ての設定が見ているうちに少しずつ分かっていくようになっています。
日本のドラマは誰にでもわかりやすいように、主人公が説明となるセリフを言ったり、丁寧な説明のシーンがあったりしますが、そのような演出はないので慣れるまでは戸惑うかもしれません。
特にミステリーをながら見してしまうと重要なセリフを聞き逃し全く話についていけなくなるので注意が必要です。
できるだけ集中できる環境で観ることをおすすめします。
ただ、吹き替え版ではセリフが分かりやすくアレンジされていることも多いので、話についていけるか心配な方は吹き替え版を選ぶとよいでしょう。
4.夏は夜でも明るい
イギリスは高緯度に位置しており季節によって日照時間が違います。
調べたところ、夏は午後10時頃に暗くなるのに対し、冬は午後4時頃には真っ暗なんだとか。(そのためサマータイムも導入していますよね)
私自身もドラマで朝だと思っていたシーンが実は夜であった。と勘違いしてしまうことがたまにあります。
ミステリーの場合、その場面が朝か夜かは重要なポイントだったりしますので、このドラマの季節は夏か冬か気にしながら見ると理解が深まりますよ。
5.食事のシーンが・・・
日本のドラマでは料理のシーンはお腹が鳴ってしまうほどおいしそうですよね。
「飯テロ」なんて言葉もあるくらいですから、ドラマ制作者は食事のシーンにまでこだわって作っているのでしょう。
グルメドラマも多く、食事のシーンを楽しみにしている視聴者も多いはず。
しかし、イギリスドラマでは食事シーンでおいしそうに見えることはあまりありません。
日本人より食に無頓着な方が多いでしょうし、食事のシーンには期待しない方が良いでしょう。
ただし、スコーンやマフィン、お菓子、紅茶などお茶のシーンは心惹かれるものがありますからそこは楽しみに見てくださいね。
まとめ
いかがでしたか。
国が違うとドラマ一つとっても様々な違いがあるのだと思うと面白いですよね。
イギリスドラマを見てみたいな、と思った方は、こちらの記事でおすすめな作品をご紹介しています。
よろしければチェックしてみてくださいね。